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女性の薄毛は遺伝が原因ではない?

女性も薄毛で悩む人は少なくありません。
男性の薄毛のほとんどがAGAと言われてますが、女性の薄毛は女性男性型脱毛症(FAGA)、牽引性脱毛症、分娩後脱毛症など様々な種類があります。
その中でも特に患者が多いのがFAGAなのですが、髪の毛がどんどん細くなり、全体的に髪の毛が薄くなって頭皮が透けるような状態になるという特徴です。

ちなみにFAGAに関しては主にルードヴィヒ分類という分類法が用いられています。
ルードヴィヒ分類はI型からV型に分かれており、例えばI型は正面から頭頂部にかけて全体的に薄くなっている状態で、V型になると薬剤の副作用やホルモンバランスの異常が原因で脱毛症となった状態を指します。

さて、男性の薄毛は遺伝によるものが大きく、女性の薄毛は遺伝によるか否かがわかりにくいとされていました。
ただ最近は研究により、男性ほど顕著ではないものの、女性の薄毛も遺伝が要因の一つと考えられています。
両親から薄毛遺伝子を受け継いでしまう事、男性ホルモンの働きが強く出てしまう事、食生活などの習慣を受け継いでしまう事が、遺伝による薄毛の原因になります。

FAGAの発症も遺伝によるものも原因として考えられますが、実は女性ホルモンと男性ホルモンの分泌量に深い関係があります。
女性ホルモンのうち、エストロゲンはヘアサイクルが長くなり健康な髪が生えてくるように作用してくれるのですが、このエストロゲンが正常に分泌されていると薄毛になる心配はありません。

一方、テストステロンという男性ホルモンは、5αリダクターゼという還元酵素と結合してジヒドロテストステロンに変化します。
ジヒドロテストステロンは最も強力な男性ホルモンと言われており、髪の毛が抜ける作用をもたらすと言われています。
女性は年齢を重ねることでエストロゲンの分泌が減少し、ホルモンバランスが崩れがちになりますが、加齢によって女性ホルモンの量が減少し、男性ホルモンが優位になることで、育毛の働きが弱まってしまのうです。

女性男性型脱毛症の治療方法とは?

女性男性型脱毛症、FAGAの治療方法の一つに、まずミノキシジルの使用が挙げられます。
元々は高血圧症の成分として開発され、後に発毛効果があると発見された経緯があるミノキシジルですが、ミノキシジルを含む発毛剤は女性も利用可能です。
特に頭頂部やつむじ周辺の薄毛が気になる人には有効で効果のある成分なのですが、効果が強い分、副作用が起こる事もあります。未成年の女性などはリスクが高くなるので使用出来ません。

またFAGAは毛根の血流不足や、ビタミン不足、ストレスなどが原因となっています。
これらの原因を改善するにはサプリメントで足りないものを補うようにするのが効果的です。ビタミンやアミノ酸などを含むサプリメントを摂取する事で、髪質の改善にもつながります。

サプリメントと同じように大切なのが毎日の食事です。
健康な髪の毛を作るにはシスチンというアミノ酸が大切なのですが、シスチンは牛肉やレバー、マグロなどの動物性食品に多く含まれています。
また髪の毛を作るためには、鉄分や亜鉛、銅などのミネラルや各種ビタミンも必要です。
そして女性ホルモンを増やすために、エストロゲンによく似た大豆イソフラボンを摂取するのも効果的です。

その他にも生活習慣を見直す事も重要です。育毛のゴールデンタイムと呼ばれる夜10時から深夜2時はしっかり睡眠をとるようにします。
また適度な運動は、毛細血管を広げて全身の血流を促進するので、頭皮の血行が良くなり、髪の毛を作る毛母細胞にも栄養が行き届くようになります。
同じように女性用の育毛剤を使いながら頭皮マッサージを続ける事も効果が期待出来ます。
これらの方法はゆっくりと頭皮環境を整えていく方法なので、即効性はなく、長期間続ける事が何より大切です。